【QOL】 どうして癌は怖いのか 【抗癌剤】


も他の病気と同様の病気の一種なのですが、何となく癌は強烈な恐怖感があります。
その理由とは一体何でしょうか。
そして、それに対する対策はあるのでしょうか。

理由その1 手術で癌+臓器を取りされても、QOLが下がってしまうため

胃がんの手術で胃が4分の1になってしまった父は、未だに食べ過ぎると吐いてしまいます。

他の臓器の癌でも、臓器を大きめにとったり全摘してしまうとQOLが下がります。
そうなると、色々なこと(日常生活&社会生活)に支障が出る可能性が出てきます。

解決策

同じく、QOLの下がった人とお話すると、解決策が見つかったり気分が楽になることがあります。
この他、どうしても自力では解決できない不便さ苦痛などの問題がある場合は、お医者さん相談すると、解決の何らかの解決法が見つかる場合があります。
(父は、胃酸の逆流や消化不良などの問題がありましたので、担当のお医者さんに言って、お薬を出してもらっています)


理由その2 そのうち抗癌剤が効かなくなってしまう

抗癌剤は最初の頃は効いていても、そのうち効かなくなってきます。
これは、分子標的薬でも同様ですので、延命にはなっても治療にはならないですので、抗癌剤をうっても恐怖心は消えにくいです。

 手術で癌を取り除き、予防的に抗癌剤を使用する場合は除く。
   抗癌剤で完治しやすい癌は除く。

解決策

(『理由その5 最悪、死に至る病であるため』の項目も御覧ください)

とりあえず、かなり時間稼ぎができて儲けものだと思い、やれることをやるのが良いように思います。
やりたかったことリストアップして、できるだけやってしまうのもありかもです)
この他、効果的な抗癌剤の投与をしてくれる病院抗癌剤治療が充実している病院で治療するのもありかもです。


理由その3 将来への漠然とした不安

再発QOLの低下金銭的な不安就労の不安など、癌には沢山の将来の不安が出てきます。
残された家族は・・・などの不安もつきません。

解決策

何がどう困りそうなのかを、具体的全て書き出していき、解決策がないかどうかを探してみると良いかと思います。
意外と解決できるものが多く、不安感が軽減できるかもしれません。


理由その4 金銭的な恐怖

金銭的に余裕が無いローンがまだたくさんある治療費の負担が経済的に苦しいなどの金銭的な恐怖があります。

解決策

どのような金銭的な問題が発生するのかを具体的にリストUPした後で、金銭的な問題の解決策を探すのが良いように思います。


【ローンの場合】
癌になってしまい、収入が減少&途絶えてしまった場合について調べる。
ローンを組んでいる金融機関に問い合わせてみる。
癌特約付きのローンもあるので、ローンの中身を確かめる。

【治療費が足りない】
各自治体の市の福祉課に相談してみる。
介護保険や障害者年金が利用できるケースもある。

【子供の就学費用が足りない】
奨学金制度や学童補助制度などについて調べる。
自治体の担当窓口で訊いてみるのも良いかも。


理由その5 最悪死に至る病、死までに時間があるため

死に至らない病の場合、それほど恐怖ではないです。
エイズも、エイズウィルスが体に現れない特効薬が開発されてからというものは、それほど怖い病ではなくなりました。

また、昔から『ピンピンころり』と言われているように、死ぬ直前まで元気で、ある日突然、あっという間になくなるのは楽な死に方だと思われてきました。
でも、癌は徐々に病気が進行していきますので、その間、恐怖に苛まれやすくなります。

解決策

必ず死の恐怖を克服できるというわけではないですが、心療内科などで診てもらって少しでも気持ちを穏やかにしたり、宗教や哲学の死生観を勉強するなどの方法で、より克服しやすくなるように思います。

また、癌は死ぬまでに時間がありますので、その間に新薬が開発されて死なない可能性もあります。
(現在でも、多数の新薬が臨床試験中です)

この他、時間を有効利用してやりたかったことをできるだけ沢山やったり、死後に人に見られたら困るものを削除したり捨てたりするのもありかもしれません。
(突然死の場合は、こう言うのが出来ないのが難点だったりします)

広告