自由診療と保険診療

私達は健康保険に加入しています。
健康保険に加入するのは、多額のお金がかかる治療や大きな怪我をした時に治療費が払えなくて困らないようにするためです。

しかしながら、健康保険で何でもかんでも治療してもらえるというわけではありません。なぜなら、どの病気や怪我のときに、どんなお薬を使ってどんな治療をするかのガイドラインが無ければ、やりたい放題のことが出来てしまいます。

最悪、入院の必要も無いのに、家が無いのでずっと入院しっぱなしって言う事だってありえますし、美容整形で健康保険を適用してしまう・・・という事だってあるわけです。
ですので、しっかりとしたガイドラインの元で治療がおこなわれているわけです。

ところで、海外などで認可されているお薬が日本ではまだ認可されていないけど、そのお薬しかもう他に残されていない・・・と言うような場合、どうしてもそのお薬を使用して治療をしたくなってしまうものです。
しかし、認可されていないお薬ですので、当然、保険の適用はありません。
この場合は、「自己診療」という扱いになってしまいます。

日本の場合、まだまだ海外で主流になっているお薬が認可されていないケースも多いようですし、現在、多額の自己負担の中でがんの自由診療を受けておられる方や、自由診療のお金を払うことが出来ずに保険の範囲内での診療しか出来ておられない方々の為にも、一刻も早い世界標準のお薬が使えるようになって欲しいと思います。

広告